上高地 | 松本と安曇野の観光と見どころ、美味しいお店情報。

年間200万人以上の人が訪れる上高地。

上高地
紅葉シーズンまっただ中の10月25日に約25年ぶりに上高地へ行ってきました。実は上高地って地元松本の人はほとんど行きません。近いからいつでも行けるし、わざわざ混んでいるところへ行きたくないからなんでしょうね。
今回は下記のような代表的な散策コースにあわせて紹介します。写真を撮りまくって、昼食もゆっくりとったのでかなり時間がかかりましたが、実際はもうちょっと短い時間で回れると思います。

大正池バス停下車→(すぐ)大正池→(30分)田代池→(梓川コース)→(30分)田代橋→(7分)帝国ホテル→(7分)田代橋→(梓川の北側コース)→(20分)ウエストンレリーフ→(15分)河童橋→(すぐ)五千尺ホテル(かなり長めに休憩)→(10分)上高地ビジターセンター→(梓川の南側コース)→(60分)明神橋→(6分)明神池→(梓川右岸)→(80分)河童橋→(すぐ)五千尺ホテル→(5分)上高地バスターミナル
※( )内は移動に要した時間です。

朝の9時すぎに現地に到着して、いろんなところに立ち寄りながらゆっくり歩いて、帰りのバスターミナルに到着したのが夕方5時を過ぎてました。上高地をゆっくり楽しみたいのなら一日費やすぐらいがちょうどいいです。あまり時間がないのなら、明神池まで行かず河童橋を終点にしてそこから上高地バスターミナルへ向かい帰るのがいいでしょう。

 

上高地の玄関口である大正池のバス停に到着

大正池バス停
シャトルバスが上高地の玄関口である釜トンネルを抜けると、まず最初に大正池のバス停に止まります。ほぼ8割の方がここで降りて、河童橋を目指します。
どこで降りるか決めていませんでしたが、ここで降りて最終目的地である明神池まで歩いて回ることにしました。バス停のすぐ前が大正池ホテルと売店です。トイレも少し離れたところにあります。
上高地大正池
さて、いよいよ上高地の最初のビューポイントである大正池です。バス停からすぐ遊歩道が整備されているので、すぐに大正池へ行けます。
まず最初に目に飛び込んでくるのがこの景色です。とにかく水面にうつる景色が美しいです。
大正池と焼岳
こちらは焼岳です。今でも噴火活動している活火山なので登山はできません。噴火によりできたひび割れが斜面にはっきりと見てとれます。大正4年(1915年)に焼岳の噴火により生じた火山泥流が梓川をせき止めてできたのが大正池です。上流や焼岳から流れてくる土砂が堆積して、年々大正池は小さくなっているようです。立ち木も年々少なくなっているそうです。大正時代の木がそのまま立って残っているので少しずつ倒れてなくなっていくのも仕方がないでしょう。
上高地梓川
大正池に流れる梓川です。この川の名を耳にしたことがある方も多いと思います。松本行きの「特急あずさ」はここからきています。梓川は松本と安曇野のシンボル的な存在ですね。
大正池の看板と霜
大正池の説明か書いてある立て看板です。

大正池は、大正4(1915)年の焼岳の大噴火の際に生じた火災泥流が梓川をせきとめてつくられました。水面に映る穂高の山々と池の中に林立する枯れ木は、上高地を代表する景観の1つです。この池は、昭和の初期以来、発電用の貯水地として利用されていますが、焼岳の斜面や、梓川の上流から流れ込む土砂によって池はずいぶん小さくなり、枯れ木も倒れて残りわずかになっています。

朝の9:20ぐらいでしたが草木に霜がついてました。気温も3度くらいでとにかく寒かったです。早朝に行かれる方は防寒具を忘れずに持って行くことをおすすめします。

 

大正池からの道
大正池をあとにして河童橋方面に向かいます。木製の遊歩道や砂利道を歩きます。団体の観光客はお昼ぐらいにどっと来るので早朝はまだすいてます。
大正池近辺の立て看板
この辺りは標高が1500mほどです。
熊がやはり出るみたいです。熊の目撃情報が書いてあります。最近親子連れのツキノワグマが3頭出たみたいです。ところどころにこういった看板があります。
上高地せせらぎ
途中清流がいくつもあります。北アルプスの伏流水です。

伏流水で満たされた田代池

上高地から見た穂高連峰
田代池を目指して歩いていると、急に視界が開けて穂高連峰が見えてきます。北アルプスの最高峰、奥穂高岳(3190メートル)を中心に、前穂高岳(3090メートル)北穂高岳(3100メートル)西穂高岳(2909メートル)などからなり、上高地からはその姿を一望することができます。
穂高連峰
しかし天気が良いです。雲1つない快晴です。地元に住んでいると天気の良い日を選んでいけるのでとってもありがたいです。
穂高連峰

正面の谷が岳沢で、その奥の平らな頂点が標高日本第三位の奥穂高岳(3190m)です。左側に西穂高岳、明神岳が連なっています。これらの稜線は堅くて節理の発達した火山岩からなるため、激しい浸食作用に耐えてとがった峰や断崖絶壁を作っています。火山岩は約175年前に噴火していたカルデラ火山の中に堆積したもので、その主体は高温状態で火山灰が固まった凝灰岩からできています。

田代池
そして、これが田代池です。田代池は梓川の途中にあるのではなく、田代池の下で伏流水が湧いているのです。梓川の源流の1つが田代池の湧き水になります。
田代池
以前は水深が5mほどあり、面積も広く船も浮かべていたようですが、最近は小さな泉程度て水深も数十センチ程度しかありません。
田代池
池の正面に見えるのは、六百山や霞沢岳といった山々です。こうした山々に降った雨は、砂礫層を通る伏流水となり、田代池に湧き出しています。池底には、枯れた水草などが少しずつ積もり、また、大雨によって大量の土砂が流れ込んだ結果、大正4(1915)年に最深5mあまりあった池の大部分は湿原化しています。

田代池の立て看板
田代池から田代橋を目指しますが、梓川コースと林間コースに分かれます。ほとんどの人が梓川コースへ行くようです。
梓川コース

梓川の河原に降りることもできます。こういった山岳部にある川というのは流れが激しいのが一般的ですが、梓川は終始穏やかです。滝というものがほとんどないのではないでしょうか。
梓川コース
川の中央部分をよ〜く見てください。横に緑色の線が走っています。光の加減なんでしょうが幻想的な感じです。こんな色をしているのは初めて見ました。
梓川コース
つがいのカモが梓川に浮いていました。人間い慣れているようで警戒心がほとんどないようです。

 

帝国ホテルとウエストンレリーフ

田代橋と案内板
田代橋まで歩いてくると、帝国ホテル方面とウエストンレリーフ方面に分かれます。歴史もあって有名な帝国ホテルへ寄ってみました。
帝国ホテル
こんな林の中を歩いていきます。
帝国ホテル
さすが由緒あるホテルだけあって、品格が漂います。
帝国ホテル
雑貨も充実しています。コップやお皿が1000円程度で買えますので、よいお土産になります。トートバックが1500円だったので買いました。
田代橋のサル
帝国ホテルから再度田代橋に向かいます。野生の親子連れのサルを何組も見ました。人に慣れているようで全然逃げませんし、襲ってもきません。おとなしいサルの周りにはカメラを持った人が集まりましたが、しばらく撮影会と化していました。
上高地
上高地は、美しい山々が主役でありながら、やっぱりこの梓川も主役と言っていいでしょう。整備された遊歩道は梓川に沿ってできています。何度も梓川の河原に降りては写真を撮って、その美しさを楽しむことができます。
上高地温泉ホテル
上高地温泉ホテルとそこの足湯です。足湯は申告制ではありますが、一応有料です。そのため誰も入っていません。
紅葉の上高地

穂高連峰の標高が高すぎて木々が少ないため紅葉を楽しむのは限られています。河原沿いの林は紅葉が美しい箇所がいくつかありますが、ここもその1つです。
ウエストン碑
これはウエストン碑です。日本アルプスの美しさを世界に広めた業績は高く評価されています。
ウエストン碑
林の中の砂利道を歩いていよいよ河童橋を目指します。
上高地
紅葉がキレイ!梓川に沿って立っている木は本当に見事です。

いよいよ河童橋に到着

河童橋
さて、いよいよ河童橋に到着しました。この景色は、誰でも一度は写真でご覧になられたことがあると思います。上高地を代表する景色です。
河童橋
ここにもつがいのカモがいました。全く逃げようとしません、それどころか人を見ると寄ってきます。

河童橋のシンボルとなっているのが、河童橋です。明治43(1910)年に、それまでのはね橋から、つり橋に架け替えられました。当時のつり橋には欄干がなく、基礎は丸太で固定しただけのものでした。現在の河童橋は、平成9(1997)年に架け替えられた5代目です。
日本を代表する文豪の一人である芥川龍之介は、昭和2(1927)年に上高地と河童橋を舞台とした小説「河童」を発表し、河童橋の名が広く知られるようになりました。

河童橋
河童橋の上から穂高連峰を撮影しました。ほとんど人が写っていませんが、実際は橋の上にかなりの人がいました。
五千尺ホテル
こちらが五千尺ホテルです。河童橋のすぐとなりにあります。内装は木造の落ち着いた雰囲気です。せっかくなのでここで食事をしました。
詳しくは当ホームページの「上高地のたもとにある五千尺ホテルの一番人気はビーフシチュー」をご覧ください。
上高地ソフトクリーム
五千尺ホテルが販売しているアイスクリームです。価格は350円(平成26年10月現在)、濃い目のミルクの味がして美味しいですよ。
上高地

河童橋からみた穂高連峰です。青い空と山々と紅葉と清流、眺めが本当に素晴らしです。
上高地
河童橋を入れて撮った穂高連峰と梓川です。
河童橋から見た焼岳
こちらは河童橋から穂高連峰とは逆の焼岳を撮った写真です。さっきまで近くに見えた焼岳が遥か遠くに見えます。

最後の目的地である明神池へ

上高地ビジターセンター
次に、河童橋から明神池を目指して歩きます。しばらくすると上高地ビジターセンターがあります。さまざな展示物や映像を上映しており、上高地の自然への理解が深まるような情報を提供をしています。 プチ売店でもあります。昔使われていた河童橋なども展示してあり興味深いです。入館は無料です。
六百山
こちらは六百山です。上高地ビジターセンター近くからよく見えます。紅葉に囲まれて濃い山肌が映えます。
上高地
明神池までは比較的明るい歩道が続きます。砂利道なので底が薄い靴だとかなり痛いです。ここから明神池までは約60分ほどかかります。
穂高奥宮と明神橋
穂高神社奥宮(おくのみや)に到着です。安曇野市に、日本アルプス総鎮守で海陸交通守護の神である穂高神社がありますが、その神社の離れ神社のようなもので奥宮といいます。奥穂高岳頂上にも祠(ほこら)があります。 穂高神社は北アルプスの守神でありながら、なぜか船が祀ってある不思議な神社です。後ろに見える山は明神岳です。
右の写真は明神橋です。やはり後ろにそびえる山は明神岳です。
明神橋
こちらは明神橋の全景です。渡り終わってから撮った写真です。ここまで来る観光客は少なく、天気が良いにもかかわらず人はまばらです。
穂高奥宮と嘉門次小屋
穂高神社奥宮の鳥居です。そして、よくテレビでも紹介され知っている方も多い嘉門次小屋(かもんじごや)です。食べませんでしたけど岩魚やそばは手頃な値段です。そばが600円から、おでんも600円から、岩魚の塩焼きは1,000円です。結構賑わってます。
穂高奥宮

明神池は穂高神社奥宮が鎮座する神域なので、明神池を見るためには拝観料として300円が必要です。「見る」のではなく「拝観」だということです。
明神池
明神池は一之池と二之池、大小2つからなる池です。こちらと下側の写真が明神一之池です。とっても神秘的な場所で、仙人が斧を持って現れそうなところです。毎年10月8日にはこの池で、穂高神社奥宮例大祭(お船祭り)が行われます。
明神池
明神池に流れ込む川はありません。明神岳から常に伏流水が湧き出ていてこの池を形成しています。冬でも全面凍結しない透明感あふれる水面です。
明神池
こちらは明神二之池です。下側の写真も同じです。明神二之池の方が小さめです。
明神池
昔はここでイワナ釣りを楽しめたそうです。自然保護のため現在は禁止されています。
明神岳
帰路は梓川の右岸を通って、河童橋を目指します。通路は整備されていて湿原の上を歩いていきます。
明神池
明神岳です。晴れていると山頂まではっきり見えます。そのためそんなに高くは見えないのですが、標高2931メートルあります。
上高地
明神岳からの伏流水がいたるところから湧き出し、梓川の源流となる清流がいくつもあります。
上高地

大正池と違って枯れた立ち木がこのあたりには多くあります。
上高地
1時間以上歩いて、また河童橋まで戻ってきました。ちょっと夕暮れがかってます。
五千尺ホテルのケーキ
そして、また五千尺ホテルに寄って今度は5ファイブホルンでケーキ&コーヒータイムです。栗のタルトと栗のショートケーキです。かなり甘いケーキです。栗の味を楽しむのならもう少し甘さはひかえた方がよさそうです。
上高地
さて、すっかり夕暮れ時になり、バスターミナルへ向かうことにしました。周りを山に囲まれているので夕暮れは一瞬です。
次回は5月から6月頃にきたいです。残雪が残っている北アルプスがやはり最も美しいと思います。

 

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上高地への行き方

ご存知の通り上高地へはマイカーでは行けません。で松本に観光に来られる方も、電車で松本に来られる方も、途中でシャトルバスに乗り換える必要があります。自然保護のために車で現地への乗り入れを規制しているからです。

松本まで電車で来られる方

新島々駅と新島々バスターミナル
松本駅から松本電鉄上高地線に乗り換えて新島々駅まで行きます。そこからバス(アルピコバス)かタクシーに乗り換えます。以下は2014年10月26日現在の料金です。

新島々駅からバスで上高地まで行く場合
片道1950円(往復3400円)、所要時間約1時間。
新島々駅からタクシーで上高地まで行く場合
片道約12000円、所要時間約1時間。

 

新島々駅からのアルピコ交通の時刻表と料金表をご覧ください。

松本までマイカーで来られる方

さわんど(沢渡)まで車で行って、そこの駐車場に止めます。料金は一律500円です。上高地に泊まって日をまたぐようでしたら1000円になります。かなり大きな駐車場なので台数に余裕がありますが、お盆休みや紅葉の時季の連休になると朝の9:30に満車になることがあるようです。駐車場が開くのが5:00ということですが、待っている人もかなりいるようです。遠方からお越しの方は早めに来ることをおすすめします。
そこからはバスかタクシーに乗り換えます。

さわんど(沢渡)からバスで上高地まで行く場合
片道1250円(往復2050円)、所要時間約30分。30分おきにはバスが出ています。観光シーズンは15分おきに出てます。
さわんど(沢渡)からタクシーで上高地まで行く場合
片道定額4200円(大正池までなら3500円)、所要時間約30分。

上高地の入り口である大正池まで3人で行くならバスとあまり料金はかわりません。バスで行く人のほとんどが大正池で降ります。4人ならタクシーの方がお得です。
余談ですが、ヒマな時季は、運転手さんに交渉すればタクシー料金は安くしてくれます。観光シーズンはまず無理です。
さわんどからのアルピコ交通の時刻表と料金表をご覧ください。

 

さわんど駐車場
さわんど駐車場の様子です。この標識が見えたらすぐ駐車場です。観光シーズンのピークを過ぎていたのでかなり閑散としていました。

駐車場に止める際の注意事項

茶嵐駐車場
駐車場はいくつかあってどの駐車場に止めたらいいのか迷います。どこに止めても料金は同じですが観光シーズンはバスに乗れないことがあるので注意が必要です。バス停は松本側からさわんどバスターミナル、さわんど大橋、さわんど、アルピコさわんど車庫前、さわんど岩見平、茶嵐(ちゃあらし)の6箇所です。松本側から順番に乗客を拾っていくので、上高地に近い茶嵐の駐車場に止めると既に満員で乗車できないことが少なからずあります。アルピコさわんど車庫前ぐらいまでに止めて茶嵐にとめるのは避けたほうが無難です。

 

さわんどから上高地まで

釜トンネル
さて、バスに乗り換えたらいよいよ目指すは上高地です。国道158号線を走ると中の湯のバス停にきます。そこを過ぎると国道と上高地行きの道路に分かれます。上高地へ行くには釜トンネルを通ります。ここから先は一般車通行止めで、釜トンネルから先は上高地です。「釜トンネルを抜けると上高地であった」って感じです。綺麗に整備された人工的なトンネルと手付かずの大自然の対比がとってもいいです。
バスでもタクシーでも約30分で上高地まで行けます。朝早い時間なら20分程度で行けますが、お昼前後になると大型バスのすれ違いに時間を要するため若干時間がかかります。

 

上高地のバス停は3箇所あります

上高地に入りましたらバス停は3箇所あります。近い順に大正池、帝国ホテル前、上高地です。
多くのが方が一番手前の大正池で降ります。大正池で降りて河童橋まで歩くコースが一般的で、帰りのバスは上高地が始発のバス停になるため、河童橋から上高地のバス停まで歩ければ始発のバス停から乗れるからです。途中のバス停からだと混雑のため乗れないことがあります。ちなみに3箇所どこで降りても料金は同じです。

 

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